2005年4月8日

今年は「日本におけるドイツ年」のせいでしょうか、めったに電話してくることがないバイエルン放送局が、「日本についての企画を考えている」ということで、下調べのための電話をかけてきました。珍しいことです。



保守系有力新聞「フランクフルター・アルゲマイネ」に韓国の大統領が、日本の過去に対する姿勢をドイツと比較して、鋭く批判する比較的長い記事が載り、ドイツでも大きく注目されています。ドイツ語の記事は、かなり言葉が辛辣で、これを日本語に直訳したら怒る日本人もいるかもしれません。ドイツの犯罪と日本の犯罪を軽々に比較することはできませんが、戦後両国が同じ敗戦国でありながら、戦争中の行為について違う道を歩んだことだけは、間違いありません。戦後60年目の今年、この問題は大きく後を引くのではないでしょうか。